アンダンテ・スピッカート (Andante e spiccato)
この曲は、バロック期のイタリアの作曲家マルチェロによる、オーボエ協奏曲ニ短調の第1楽章「アンダンテ・スピッカート」を、ギタリストの鈴木 誠さんがギター三重奏用に編曲されたものです。
原曲ではオーボエが弦楽をバックに、物悲しいメロディーを切々と奏でますが、このギター三重奏では、ギター3本がうまく調和しながら美しくも切なく歌い上げます
この後に2楽章アダージョ、3楽章プレストの編曲と続きますので、ギター好きの皆さん、頑張って挑戦しましょう。
ちなみに小生のMIDIでは、第1ギターを左、第2ギターを中央、第3ギターを右に配置していますので、各パートの練習には好都合かと・・・。

アダージョ (Adagio)
かの有名なマルチェロのオーボエ協奏曲第2楽章「アダージョ」です。
アルビノーニのアダージョも良いですが、映画「ヴェニスに死す」に用いられたと言う、このマルチェロのアダージョ(ヴェニスの愛)もなかなかなものですねぇ。
ちなみに鈴木さんの編曲によるギターデュエット版もあり、こちらの方はなんと氏のサイトで実演奏が聞けるのですから、うれしい限りではないですか!
この後に第3楽章「プレスト」へと続きますので、引き続きご清聴のほどをお願いします

プレスト (Presto)
マルチェロのオーボエ協奏曲ニ短調の第3楽章「プレスト(Presto)」は、プレストと言うだけに、第2楽章のアダージョ(Adagio)とは対照的な軽快なテンポで展開します。
この軽やかで美しいメロディーの曲を、ギタリストの鈴木 誠さんが素晴らしいクラシックギター三重奏に編曲されたのが、今お聞きのMIDI演奏です。
例のごとく、第1ギターを左、第2ギターを中央、第3ギターを右に明瞭に分離配置していますので、ボリュームを調整して各パートの練習に励みましょう。